プロキシや VPN が変えるのは、あなたのトラフィックを誰が見られるかです。匿名になるわけではありません。この記事では、何が変わり、何が変わらないのか、そして自分の環境をどう確認するかをまとめます。
誰に何が見えるか
| 誰に | トンネルなし | トンネルあり |
|---|---|---|
| Wi-Fi の持ち主、または ISP | 訪問先のサイト(名前)と、送るデータ量 | 1 台のサーバーに接続していること、および通信量とタイミング |
| 訪問先の Web サイト | あなた自身の IP アドレスと国 | サーバーの IP アドレスと国 |
| サーバーの運営者 | 何も見えない | 訪問先のサイト。サイトが HTTPS を使っていない場合は、内容も |
| ログイン先のサイト | あなたのアカウント(ネットワークに関係なく) | あなたのアカウント(ネットワークに関係なく) |
注目すべきは 2 行です。サーバー運営者は、ISP が見られたものを引き継ぐため、ISP 以上に信頼する必要があります。そして、サイトにログインすれば、トンネルの有無にかかわらず、そのサイトにはあなたが誰か分かります。
トンネルでは解決しないこと
- 運営者への信頼。 「ログなし」は、外からは確かめようのない約束です。この点が重要なら、自分でサーバーを運用してください。
- チャンネルや見知らぬ人から出回る無料の設定。 そうしたサーバーは知らない人が運営していて、あなたの接続先が見えます。証明書の警告を押し切って進んだ場合を除き、HTTPS は引き続きページの内容を保護します。見知らぬサーバーでは、決して警告を押し切って進まないでください。
- アカウント、Cookie、ブラウザフィンガープリント。 Web サイトは IP アドレスだけでなく、あなたの行動でもあなたを識別します。
- DNS リーク。 名前解決がトンネルを通らず ISP のリゾルバーに送られると、ISP には依然として名前が見えます。接続中に DNS リークテストを実行してください。ISP のリゾルバーが表示されたら、アプリで別の DNS サーバーを設定してください。
- トンネルの切断。 トンネルが落ちると、通信がトンネルの外へ流れ続けることがあります。v2rc のキルスイッチは、それを放置せず自動で再接続します。初期状態はオフで、設定画面からオンにできます。
- ブラウザによって明らかになるアドレス。 WebRTC など、一部のブラウザ機能は、プラットフォームによってはアドレスを明らかにすることがあります。思い込まず、自分の環境で確かめてください。
回避は匿名性ではない
REALITY のようなプロトコルが目指すのは 1 つだけで、ブロックしているネットワークを通り抜けることです。サーバー運営者や Web サイトに対して身元を隠すことは、その目的に含まれていません。匿名性が必要なら、そのために作られた Tor のようなツールを使い、何を保護しないのかについても、そのドキュメントを読んでください。
自分の環境を確認する方法
- 接続の前と後に、IP アドレス確認のページを開きます。アドレスと国が、サーバーのものに変わるはずです。
- 接続中に DNS リークテストを実行します。
- リンクデコーダーで、設定のリンクを確認します。TLS も REALITY もないリンクや、
allowInsecureが設定されたリンクは、警告のサインです。設定リンクの読み方も参照してください。
v2rc 自体が収集するもの、しないもの
v2rc にはアカウントも内蔵サーバーもなく、設定とサブスクリプションはデバイス内に保存されます。それらがデバイスの外に出るのは、バックアップを書き出したときだけです。無料版は広告で支えられています。App Store のプライバシーラベルには、広告パートナーがトラッキングに使う可能性のあるデータとして使用状況データが記載されており、広告を削除する買い切りの購入で、広告は表示されなくなります。全文はプライバシーポリシーにあります。
出典
- Tor Project:Tor が何のためのものか
- REALITY のドキュメント:REALITY が何をするものか
- v2rc プライバシーポリシー